コラボキューブ　　　※ルービック・キューブ使用のマジック

【現象】
【第１段階】
演者はバラバラに混ざったルービック・キューブを全面見せ「一瞬で６面そろえます」と宣言します。宣言どおり目の前で６面が揃った状態になりますが、その意外な手法に観客からは笑いが起こります（コメディ・マジシャンであれば、ここで終わってもいいくらいです。）
【第２段階】
６面そろった状態のルービック・キューブを改めてバラバラに混ぜます。
そして「今度こそ本当に10秒で６面を揃えます」と宣言します。観客が「10，9，8，7……」とカウントダウンする中、演者は６面を揃えようと必死にキューブを回転させますが、遂に揃うことなくバラバラのままタイムオーバーとなります。観客の間に落胆ムードが広がる中、演者は「10秒で見事に６面とも揃えました」と言い切ります。観客が怪訝に思う中、演者はテーブルの脇に置いてあった別のキューブを取り上げ、配色が完全に一致していることを示します。
【第３段階】
演者は「やはり綺麗に６面を揃えて終わりたいですね」と言い、キューブを片手で持ってゆっくりと左右に振ります。すると・・・　みるみるキューブは揃っていき、完全に６面が揃った状態で終わります（キューブは観客に手渡してあらためることができます）。
【最後に】
このように手順構成も素晴らしいのですが、個々の技法も秀逸です。特に、ふじいあきら氏の考案による技法「フォールスシャッフル」は他のルービック・キューブを使ったマジックにも応用が利きますのでとても有効です。
（商品）
ギミック（第１段階用）、ルービック・キューブ（演じるのに適した）、解説DVD
※本当に混ざったルービック・キューブを揃える方法は解説していません。
【I-magic商品紹介参照】

3年前に購入したのですが、解説DVDの視聴のみで大事に保管していました（笑）。最近やたらと、RCの商品が発売され、私も若干触発されました。現在、マジック業界はちょっとしたルービック・キューブブームですね。（笑）。（RCの）保管商品も増え、なにかひとつ習得したいと思うようになりました。
その中で選んだのがこの「コラボキューブ」です。人気があるようで、再版されています。とりあえず、２段階まで習得しました。３段階の片手で６面揃えるところはパスします（両手で６面揃える形で終了）。自称、B級手品師といわれる所以です（笑）。習得中、困ったことは、バラバラになって訳が分からなくなってしまった時の対応（６面に戻す作業）です。アプリでよいものがありました。かなり助けられています（参考１）。また、RCの配色が2種類（世界配色と日本配色）あることに留意する必要があります（参考２：黄色と青色が逆）。ちょっと、面倒くさいです。なぜ、日本配色があるのか分かる方がいましたら教えて下さい（笑）。某ショップではRC用のシールも販売されていますので予備で購入することをお勧めします。個人的にRCにはあまり魅かれないのですが、最初のギャグと一連の手順はかなりよいと思います。ちなみに、この商品は世界配色のRCを使用しています。
※ルービック・キューブ＝RC